円柱円筒形状製品の外周振れや平行、水平などの測定(印刷機版胴の水平、車軸の平行、ローラー振れなど)に精密水準器を使用する際は、本体のV溝を使用して行います。
しかし、一般工作用(普通品)を使用して測定を行うと精度誤差(測定値のバラつき)が大きくなる場合があります。
精密水準器のV溝を使って測定をする場合には、一般工作用(普通品)ではなくJIS A級、JIS B級または、V面仕上げをご使用下さい。測定値が安定し、より正確に測定出来ます。
特に径の同じものを測定する際、V溝は底面に比べ同じ個所での線アタリとなり摩耗しやすいため、半年~1年程度で製品の校正をされることをお勧めします。
※V面仕上げはJIS規格(JIS B 7510)相当のV溝精度0.5目盛以内に製作されています。