精密水準器及び水平器のご使用時には、正確に測定を行うため以下の点に注意し、安全に配慮してご使用下さい。
水準器に大きな衝撃を与えるとガラス部分の破損や本体の故障の原因となます。また、ゼロ点(気泡位置)の狂いが生じる場合があります。ご使用の際や運搬、保管の際には極力衝撃を与えないようご注意下さい。
使用前には水準器を定盤上に置いたときの読みと、同じ位置で180度反転させたときの読みとの差がないことを確認して下さい。気泡位置に差がある時は、調整ネジで気泡位置を正しく調節して下さい。
測定面の傷や錆は測定誤差の原因となります。使用時には、使用場所の粉じんや埃等を取り除き、測定面に傷が入らないよう注意して下さい。使用後は、防錆油等で防錆処理を行って下さい。また、定期的に点検や校正(1~3年推奨)を行って下さい。
測定中の温度変化による気泡の長さの変化は測定誤差の原因となります。測定時は気温を一定に保ち、ご使用の際や運搬の際には本体に熱が伝わらないよう断熱ゴム、断熱ウレタン部を持つようにして下さい。
測定の際には気泡の伸縮に関わらず、気泡の端を基準として測定を行って下さい。気温が約5℃上昇すると約1目盛気泡が短くなり、気温が約8℃下降すると約1目盛気泡が長くなります。 20℃±5℃でのご使用を推奨します。