精密水準器はJIS(日本工業規格 JIS B7510)でその構造や性能(精度)が決められています。
精密水準器は感度によって種類が三つに区分されています。
区分 | 感度 | |
1種 | 0.02mm/m(約 4秒) | |
2種 | 0.05mm/m(約10秒) | |
3種 | 0.1mm/m(約20秒) |
※秒=1/3600度
精密水準器は性能(精度)によって、JISではA級とB級に等級が区分され、さらに当社では、社内規格で製作した一般工作用(普通品)があります。
精密水準器のA級、B級、一般工作用(普通品)の違いは下記の表をご覧下さい。
精密水準器等級・性能比較表 当社規格及びJIS規格比較表(JIS B7510 精密水準器)
項目 | JIS A級-AA | JIS B級 |
一般工作用 (普通品) |
1.指示精度(目盛誤差) (JIS B7510による規格) |
±0.3目盛 (±0.5目盛) |
±0.6目盛 (±0.7目盛) |
±1.5目盛 |
2.底面、側面及び上面の平面度 |
0.003mm |
0.003mm |
0.005mm |
3.V溝をもつ平面とV溝とがなす角度 |
0.5目盛 |
0.5目盛 |
1.5目盛 |
4.底面と側面の直角度 |
0.015mm/m |
0.020mm/m |
0.030mm/m |
5.底面と上面とがなす角度 |
0.5目盛 | 0.5目盛 | 1.0目盛 |
※指示精度下段はJISの数値です。当社の製品はJIS相当以上の精度となっています。
※一般工作用(普通品)は当社独自の規格です。
上記項目の測定方法については、性能及び性能測定方法をご覧下さい。JISの詳細については、JISC 日本工業標準調査会のJIS検索をご参照下さい。